2016年01月21日
2月14日(日)にたばこと塩の博物館でフォーラム「明治嗜好品『ことはじめ』~ビール・乳製品のあゆみ~」を開催します。
このフォーラムは終了しました。
森永エンゼル財団は、2016年2月14日(日)14:00より、たばこと塩の博物館との共同主催でフォーラムを開催します。
「明治嗜好品『ことはじめ』~ビール・乳製品のあゆみ~」
<フォーラムの内容>
明治時代、文明開化の掛け声とともに、さまざまな西洋の文化が日本に入ってきました。「食文化」もその一つです。とくに現在、私たちが嗜好品としてとらえているものは、西洋由来のものが多く、当初は、輸入品から始まりましたが、徐々に国産化が始まり、大きな産業として発展、私たちの生活になくてはならないものになっていきました。今回は、嗜好品のなかでも、ビールと乳製品に焦点をあてて、日本での普及と産業化の過程を考えてみたいと思います。
◆はじめに 「食生活の変化の背景」
江原絢子(東京家政学院大学名誉教授)
1943年島根県生まれ。お茶の水女子大学卒業。博士(教育学・名古屋大学)。東京家政学院大学教授を経て、現在、同大学名誉教授・客員教授。(一社)和食文化国民会議副会長。専門は、食文化史・食教育史・調理学。主な著書は、『家庭料理の近代』(単著)、『和食と食育』(編著)、『和食とは何か』、『日本食物史』(共著)『日本の食文化史年表』(共編)など。
◆基調報告
1.「国産ビールの始まり」
牛米努(租税史料室研究調査員、中央大学兼任講師)
1956年福島県生まれ。日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。主な著作・論文に「明治期の多摩川流域におけるビール業の研究」(財団法人とうきゅう環境浄化財団、1997年)「松方財政下の税制構想」(近代租税史研究会編『近代日本の形成と租税』有志舎、2008年)など多数。
2.「乳製品の産業化」
佐藤奨平(日本大学生物資源科学部助教)
1984年神奈川県生まれ。日本大学大学院生物資源科学研究科生物資源経済学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、(財)農政調査委員会調査研究部研究員を経て、2015年より現職。博士(生物資源科学)。主な論文に「食品企業経営史研究の意義と課題」(共著)『食品経済研究』第41号、 2013年などがある。
◆パネルディスカッション
江原絢子(コーディネーター)、牛米努、佐藤奨平
開催日時:2016年2月14日(日) 14:00-16:00(開場13:30)
会場:たばこと塩の博物館 3階視聴覚ホール 定員80名(先着順)
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html
〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 03-3622-8801
※参加費無料(ただし、入館料は必要です)
※入館料 大人・大学生 100円 小・中・高校生 50円