探究的な学習
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森永エンゼルカレッジ

今注目を集めている”探究的な学習”を
知のアーカイブズである
森永エンゼルカレッジが
一流の講師陣とともに紹介していきます。

森永エンゼルカレッジと探究的な学習 探究的な学習について一緒に考えましょう!

中学生・高校生の皆さん、そして、中学校・高校の先生方へ

近年、探究的な学習の重要性が広く認められ、多くの学校でさまざまな取り組みが行われています。皆さんの学校でも、おそらく何らかの形で探究的な学習が実践されているのではないでしょうか。そうした動きを支えているのが、最近改訂された学習指導要領です。「主体的・対話的で深い学び」を旗印に掲げ、中学校では「総合的な学習の時間」を中心に、高校では7つの探究科目を新設し、生徒が自ら学び考える力を育むことを目指しています。そのために、アクティブ・ラーニングなどの学習法が積極的に導入されていることは、皆さんもよくご存知の通りです。

こうした探究的な学習は、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))という言葉に表されるような、先を見通すことが難しい時代に必要とされる、資質・能力を育むことを目指しています。また、国連が2015年に採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」が提示しているように、これからの世界には解決しなければならない課題が山積みになっています。それらの課題について理解し、解決のための方策を考える力を身につけることも、探究的な学習の目標になっています。

このように、今日の学校教育において、とても大切な役割を担っている探究的な学習ですが、実際に学習している皆さんは、どのように感じているでしょうか。教科書を中心とした学習とは異なり、必ずしも「正解」があるわけではないため、そこに面白さを感じると共に、難しさも感じているのではないでしょうか? また、探究的な学習を指導する先生方にとっても、試行錯誤の連続ではないでしょうか?

そこで、多くの生徒さんたちや先生方と一緒に、新しい学びのスタイルである探究的な学習について考えていきたい。このエンゼルカレッジを、そうした場にしていきたいと願い、今回、探究的な学習に関するプロジェクトを立ち上げました。

まずは、これまで積極的に探究的な学習に取り組んできた学校での取り組みをご紹介することで、探究的な学習のあり方について、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

探究的な学習に取り組んでいる生徒の皆さんには、他の学校の生徒さんたちが行っている学習内容を知ることで、自らの学習を進めるうえでのヒントを得ることができるでしょう。また、そうした学習を指導されている先生方には、いままでのご自身の教育実践を見つめ直す契機にしていただければと願っています。

このエンゼルカレッジで、これから皆さんと一緒に探究的な学習について考えていきましょう!

北村 友人
森永エンゼル財団理事 /
東京大学大学院教育学研究科 教授

どんなチカラが身につくのか

探究的な学習では、①身近な疑問を自分自身の課題に変え、②その解決に必要な情報を収集、③整理・分析し、④結果をまとめ発表することで、解決の糸口を見い出し新たな課題を見つける力を養います。そして、さらに探究を進めることで多様で複雑な課題を変える力を育みます。

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