精神と音楽の交響 音楽美への憧れ
トークイン 「音楽美への憧れ」
パネリスト
今道友信 東京大学名誉教授
三村利恵 聖トマス大学講師
司会
松田義幸 尚美学園大学学長
トークイン 「音楽美への憧れ」(1)
(再生時間 27分36秒)
はじめに(松田義幸)
- 本日のテーマについて
- 詩の朗読の素晴らしさ
- 音楽と精神の交響、高みに近づくことの喜び、音楽経験について
ロベルト・ベニーニの「神曲」朗詠会を観て(今道友信)
- 哲学、演習としての作品解釈
- 朗詠会に聞きいる観衆、その情景の素晴らしさ
ダンテ『神曲』連続講義について(松田義幸)
- 森永エンゼルカレッジの「ダンテ『神曲』連続講義」を生活学習にお勧めしたい
朗読 『チェロを奏く象』
(今道友信)
今道先生の朗読の魅力 (三村利恵)
聖トマス大学研究室でホメロスの朗読に感動する。「詩の音楽」を実感
トークイン 「音楽美への憧れ」(2)
(再生時間 16分31秒)
ヘルダーについて(松田義幸)
- 言語の起源について研究したヘルダー
- 「人間から何をとると人間でなくなるか」
- 「人間から言語を取ると人間でなくなる」
音楽との出合い(三村利恵)
- 中学、高校で聴いたFM放送が音楽のトポスだった。
- 自分の好きな曲がいつでもどこでも聴ける時代
音楽との出合い(今道友信)
- 72回転のレコードで聴いたメンデルスゾーン
- クラシック好きの両親のおかげで音楽に耽る
- 子供の頃軍歌の時代 流行の音楽と無縁に過ごす
トークイン 「音楽美への憧れ」(3)
(再生時間 21分29秒)
『精神と音楽の交響』の紹介(松田義幸)
- 音楽と思想の本質的な関係
- 音楽産業の危機について
- 音楽家と環境問題の関わり
- 環境問題、食の問題と個人意識の関わり
- 地球規模の問題に対する芸術家の役割
音楽と思想の関係(今道友信)
- 音楽とパトスやロゴスとは深い関係がある
芸術に対する姿勢(三村利恵)
- 美しい音楽を作り出そうとする努力がある限り希望がある
- 職業としての芸術、趣味としての芸術に区別はない
- 感動したドイツの教会での演奏会
トークイン 「音楽美への憧れ」(4)
(再生時間 21分46秒)
音楽家との出合い(今道友信)
- 戦時下で聴いた作曲家 梁田貞の歌の思い出
- シューラ・チェルカスキー(Shura Cherkassky)の思い出
- 芸術の目的は何か
- 職人的な営みとは一線を画すチェルカスキーの態度
- 「芸術に目的はない。私にあるのは憧れ、憧れを人に与える」
音楽家の現実(松田義幸)
- 冨田先生のプロジェクト
- 子供のための楽器入門
- 憧れで音楽家は生きていけるのか
- 食べていくことと芸術性のバランス
本物の芸術家とは(今道友信)
- 芸術家にとっても市民として食べる能力は必要
- 憧れを忘れたら本物の芸術家ではなくなる
- ミネルヴァの梟(ふくろう)は夕暮れに飛ぶ立つ
- 論理で予言した西田幾多郎
コンテンツ名 | ダンテフォーラム2009 「精神と音楽の交響」 |
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収録日 | 2009年3月15日 |
講師 | 今道友信、三村利恵、司会:松田義幸 |
簡易プロフィール | 講師:今道友信(東京大学名誉教授) 講師:三村利恵(聖トマス大学大学院講師) 司会:松田義幸(尚美学園大学学長・森永エンゼル財団理事) 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
会場:イタリア文化会館 |
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