新しい家族の絆をつくる 共に生きる力のために(天野正子)

新しい家族の絆をつくる 共に生きる力のために(天野正子)

講演 新しい家族の絆をつくる~共に生きる力のために~

amano

講師
天野正子(東京女学館大学教授)

1.21世紀の「新たな家族」を作るために


(再生時間 3分54秒)

  • はじめに
  • 20世紀はものづくりの世紀、ものの豊かさを求めた時代
  • 21世紀は「人と人との関係つくり」が問われる時代
  • 変動の激しい社会のなかで、ものよりも関係の豊かさが追求される
  • 家族の関係のあり方が真剣に模索される世紀

2.バラバラ型の家族とベタベタ型の家族


(再生時間 10分46秒)

  • ある高校一年生の手紙
  • 家族バラバラの夕食風景をどう見るか
  • 「個室」「個食」「個電」「個計」/生活の個別化が進む現代の家族
  • 「一家団欒信仰」にとらわれていないだろうか
  • 親子の間の葛藤を避けるバラバラ型の家族
  • 家族ひとりひとりの人格の独立を認めない「ベタベタ型」の家族
  • 「わが子を理解できるのは親である自分だけ」という盲信の怖さ
  • 互いにもたれ合う「共依存関係」/自立を勧めない家族

3.サラサラ・フカフカ型の開かれた家族へ


(再生時間 7分20秒)

  • 普段はサラサラでも、いざというときには温かく受容する関係へ
  • 「絶対的な受容」/中坊公平氏の自分史より
  • 「条件つき」でない愛情が、本当の信頼感を育てる
  • 「もたれ合う」関係から「支え合う」関係へ
  • 家族といえども元をただせば個人としての他者の集まり
  • 外に向かって開かれた、風通しのよい家族へ
  • 血縁にこだわらない「水のネットワーク」をつくろう

4.これからの家族関係に向けて


(再生時間 5分8秒)

  • 家族それぞれの夢や希望に向けて支え合うサラサラ型の家族へ
  • 葛藤を恐れずに、自分の言葉で子供に伝えよう
  • 子供の自立には親子間の葛藤や対立が必要
  • 葛藤や対立からコミュニケーションの力が育まれる
  • 社会の物差しで子供を測らないフカフカ型の家族へ
  • ひらかれた家族/「水のネットワーク」を組み込んだ豊かな人間関係へ
コンテンツ名 エンゼル・フォーラムin神奈川「母親自身の生活設計4 人はなぜ「家族を生きる」のか ~共に生きる力のために~」
収録日 2000年9月3日
講師 天野正子、松田義幸
簡易プロフィール

講師:天野正子

(東京女学館大学教授)

肩書などはコンテンツ収録時のものです

主催:(財)エンゼル財団
後援:経済企画庁、横浜市教育委員会
2000年10月、エンゼル・フォーラムin神奈川「母親自身の生活設計4 人はなぜ「家族を生きる」のか ~共に生きる力のために~」が開催されました。本コンテンツでは、当日の講演・対談の模様をお伝えします。

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