源氏物語全講会への期待 2002年
源氏物語全講会への期待 ~伊豆・岡野先生宅にて~
- 岡野先生の書斎から望む相模湾
- 現代において『源氏物語』をどうとらえるか
- 伸びやかな聴衆と共に『源氏物語』を読む
聞き手:
松田義幸 実践女子大学教授
杉浦俊治 國學院大学院友会専務理事 (平成13年度現在)
1.岡野先生の書斎から望む相模湾
・伊豆・大島を望む、岡野先生の書斎風景
2.現代において『源氏物語』をどうとらえるか
受け継がれてきた「源氏全講会」
(平成13年よりはじまった岡野教授による「源氏物語全講会」は、岡野教授が師事した折口信夫先生による「源氏物語全講会」の流れを継承するものである。しかし、折口信夫自身もまた、その師・三矢重松先生が取り組んだ「源氏物語全講会」を受け継ぐかたちで『源氏物語』にかかわっている。すなわち、現在國學院大学の院友会館で行われている「源氏物語全講会」は、三矢-折口-岡野という三代にわたる学問的情熱の系譜のうえに存在している。)
・『源氏物語』の魂を近代人に訴えた三矢重松先生の情熱
・三矢先生の遺志を受け継いだ折口信夫先生の取組み
・ 現代において源氏物語をどう読むか
・緻密になった反面、ぎこちなくなった最近の国文学研究
聞き手:松田義幸 実践女子大学教授
3.伸びやかな聴衆と共に『源氏物語』を読む
國學院大学院友会館での講義
・安心して精一杯講義できる場
・國學院の公開講座の伝統
・古典学習を通じた実践女子大学、早稲田、東大との交流
・現代と平安朝の時代、そして神話の世界を行きつ戻りつする意味
聞き手:杉浦俊治 國學院大学院友会専務理事 (平成13年度現在)
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