情報化社会の子どもたち
「創造には欠乏や喪失感が必要。だが、モノがあふれている現代の子どもたちにはそれらが欠けている」
学生時代から音楽雑誌「ロッキング・オン」の創刊にたずさわり、70年代に全面投稿雑誌「ポンプ」を生み出すなど、日本のメディア界を代表する橘川幸夫氏。
講演の前半は、戦後の日本社会を振り返り、日本人の意識がどう変化してきたかを解説。後半では、情報化社会の意味と子どもたちへの影響、そしてインターネットの今後についてお話をいただきます。
講演
内容
[前半]
◇戦後の起承転結
戦後社会の変遷と、意識の変遷
◇マーケティングの崩壊と流通権力
出版の場合
ビックリマンチョコ
オモチャとお菓子(成熟社会のネオテニー)
世界マーケット
[後半]
◇情報化社会の子どもたち
抽象性を失った子どもたち
情報化社会の意味(林雄二郎さんの最後のテーマ)
過保護(Overprotection)社会
学校制度のパラダイムシフト(ODECO)
◇アフターインターネットの時代
インターネットの4つのキーワード
「発信者負担」
「超ビジネス」
インターネット・モデル・ビジネス
インターネットの新しい動き
「メグウィン」「gimme5」など
参考ページ:
電子書籍『Dear モンスター 橘川幸夫のほんと探し』
発行:ソニーデジルタエンターティメント
http://www.metakit.jp/dear-monster/
コンテンツ名 | 森永エンゼル財団ミニフォーラム「情報化社会の子どもたち」 |
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収録日 | 2012年10月29日 |
講師 | 橘川幸夫 |
簡易プロフィール | 講師:橘川幸夫(株式会社デジタルメディア研究所所長) ’72年、大学生の頃、浪人生だった渋谷陽一らと音楽投稿雑誌「ロッキング・オン」創刊。’78年、全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊。その後、さまざまなメディアを開発する。’83年、定性調査を定量的に処理する「気分調査法」を開発。商品開発、市場調査などのマーケティング調査活動を行う。80年代後半より草の根BBSを主催、ニフティサーブの「FMEDIA」のシスオペを勤める。 ’96年、株式会社デジタルメディア研究所を創業。 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
制作: 一般財団法人森永エンゼル財団 |
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