人はなぜ「家族を生きる」のか 「家族」というのぞき窓から(天野正子)
講演 人はなぜ「家族」を生きるのか-「家族」というのぞき窓から
講師
天野正子(東京女学館大学教授)
(お茶の水女子大学教授 番組収録当時)
1.家族の遠近法 離れた視点から家族を見直す
(再生時間 8分49秒)
- 「理想の家族像」に縛られていないか
- 子供のいない家族は「不完全な家族」?
- 「理想の家族」と自分の家族とのギャップに悩む
- できるかぎり「理想の家族像」から自分を解放することが大切
- モデルとなるような家族像は本当は存在しない
2.多様化する女性の生き方と家族らしさの変容
(再生時間 6分50秒)
- 戦後の日本社会における2つの転換
- 家から核家族へ、そして多様化する家族へ
- 家族の変化 水先案内人は女性
- 価値観の多様化、生き方の多様化が進んだ現代女性
- 家族観の流動化/生活の個別化がすすむ
- 女性の自立思考/主婦からの脱出志向
3.「かたち」から「関係」としての家族へ
(再生時間 9分48秒)
- 「かたち」から「関係」としての家族へ
- 家族を新しい人間関係のなかに捉える
- 井伏鱒二著『黒い雨』にみる家族の原型
- 一人ひとりが存在することから「関係」が生まれる
- 同時代を生きる道連れ同士としての家族
- 子供も独立した他者と考えたほうがいい
- 息苦しい家族から、道連れとしての家族へ
- 犠牲ではなく、家族それぞれが少しずつ損をする関係
コンテンツ名 | エンゼル・フォーラムin神奈川「母親自身の生活設計3 人はなぜ「家族を生きる」のか ~「家族」というのぞき窓から~」 |
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収録日 | 1998年9月5日 |
講師 | 天野正子、松田義幸 |
簡易プロフィール | 講師:天野正子(お茶ノ水女子大学教授) 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
主催:(財)エンゼル財団 |
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