「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ

「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ

寄稿随筆

「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ
―『易経』、DNA、そしてThomas Schonauerの作品に共通するもの ―

Lytton

 

1.随筆

「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ
―『易経』、DNA、そしてThomas Schonauerの作品に共通するもの ―」

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「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ
翻訳:江藤裕之 長野県看護大学助教授
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ドイツ語版:
Durch die Sinne zum Sinn
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・・・Schönauerの作品を観ると、変わりゆく運命にある目の前のはかない現象からその背後にある永遠不易のもの感じ取ることができます。この森羅万象を超えたところにあるものは何でしょうか。『易経』の教えに基づけば、私たちの心の目は変化の理を窮めたもの、つまり、変わりゆく(変易の)森羅万象ではなく、その背後にあってなお変化しない(不易の)法則に向けられます。天地の間にある万古に已むことのない変化をつかさどるこの法則こそ、東洋思想の「道」が意味するところのものでありましょう。 ―本文より

コンテンツ名 森永エンゼルカレッジ 研究紀要 ウルズラ・リュットン 「有(有形の現象)」から永遠の「無(本質)」へ
収録日 2005年8月3日
講師 ウルズラ・リュットン
簡易プロフィール

講師:ウルズラ・リュットン

(アート・プロデューサー )

現在、ドイツ・ドュッセルドルフで、哲学・思想と芸術のコラボレーション・プロジェクトに関心を寄せている。
略歴: ドイツ・アーヘン工科大学で、美学・比較文化を専攻し、慶応大学に客員教授として来日。山形県庁のアドバイザー、エンゼル財団付属エンゼル学芸研究所の客員研究員を経て、現在、アート・プロデューサー。

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