スポーツ科学者に聞く -久木留 毅
2001年から2012年に開催されたロンドンオリンピックまで、レスリングのナショナルチームのコーチをし、現在、国立スポーツ科学センター センター長の久木留 毅(くきどめ・たけし)さん。2020年、自国開催である東京2020オリンピック・パラリンピックに向けての活動や、アスリートへのキャリア支援や普及活動のお話などをお聞きしました。また、久木留さんはアスリートのみならず、国内外の一般の子ども、若者たちの成長における課題にも積極的に取り組んでおられます。スポーツを通して『生き方』を楽しみながら学ぶという、「スポーツの価値」についても改めて示唆していただきました。
目次
- 1)国立スポーツ科学センターとは
- 2)東京オリンピックに向けて
- 3)日本のスポーツの在り方
- 4)日本の課題
- 5)考える力をつけるために
- 6)スポーツが何を残していけるか
- 7)久木留 毅さんとレスリング
1)国立スポーツ科学センターとは
再生時間 約15分間
- 国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターについて
- ハイパフォーマンスセンターについて
- トップアスリートを情報・科学・医学で支える
- アスリートのキャリアを考える
- セカンドキャリアー・キャリアトランジション・デュアルキャリア
- アスリートウェルビーイング
- パッケージ化して地域に還元
2)東京オリンピックに向けて
再生時間 約17分間
- パッケージ化して地域に還元
- 文武両道なのか
- スポーツをすることで自分を客観視できる
- デュアルキャリアのロールモデルになるようなアスリートの育成
- 考える力をつける
- 指導には科学を使う
- 練習以外の時間を利用して大学院で学ぶ
- アスリートを取り巻く環境の変化
3)日本のスポーツの在り方
再生時間 約16分間
- 選手の高齢化を支える科学と医学
- 与えられるだけでなく、考えなくてはいけない
- オランダ・ニュージーランドの例
- 学校教育におけるクラブ活動のコーチングと試合配置
- 少子化による競技人口の減少
- 2020年に向けて、社会・スポーツの仕組みを変えていく
4)日本の課題
再生時間 約17分間
- 働き方の仕組みと地域全体がボランティアをする
- 競技団体も変わっていく
- 学校の先生への期待・指導者が学べる環境
- 競技者だけでなく、指導者も疲弊する
- 優れた指導法をメソッド化する
5)考える力をつけるために
再生時間 約15分間
- 文武両道と失敗体験
- レスリングの合宿に講義を取り入れた
- スポーツをやることで身に付く能力:コグネテブレディネス
- オリンピックアジェンダ2020の本質を考える
- 100年後のスポーツに向けての危機感
- 若者・持続性・信頼をテーマ
6)スポーツが何を残していけるか
再生時間 約12分間
- 2巡目になった国体
- スポーツの価値
- 色々な価値観を認める
- 出来ないことが面白い
7)久木留 毅さんとレスリング
再生時間 約6分間
- レスリングを始めたきっかけ
- 青年海外協力隊で異文化に触れる
- 筑波大学で学び大学教員へ
- 日本のスポーツを変えていく応援をしたい
- スポーツを通して教育に関わっていきたい
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