アスリートに聞く-小谷実可子(シンクロナイズドスイミング)
ほめられて強くなる
オリンピックに出場し2つの銅メダルを受賞した、シンクロナイズドスイミング元日本代表の小谷 実可子さん。シンクロナイズドスイミングの競技とどう出会い、夢を実現したのでしょうか。
そして小谷さんにとっての「スポーツの魅力」とは?
1)シンクロナイズドスイミングとの出会い
(再生時間 約15分間)
- 健康のために通っていたスイミングスクールで勧められた。
- シンクロナイズドスイミングの歴史。
- 回転運動や人前で歌ったりするのが好きだった。
- 初めて出場した大会で優勝。
- 中学に上がってシンクロに絞って練習。
- 高校はアメリカに留学
- 試合での盛り上がりがすごかった。
- シンクロ専用のプールがあり恵まれた環境。
- 褒めるのを基本にしたコーチの指導方法。
- 仲間ができる、褒められる、技ができるようになるというのがモチベーションになっていた。
2)休養からの復帰
(再生時間 約16分間)
- ソウルオリンピックでメダルを2つ取った。
- 当時は一般的に引退する年齢であった。
- 自分の演技を後で観たときにもっと上手くできるのではないかとういう欲が出てきた。
- ソウルオリンピック後の2年間は自分の思うように演技をしたら結果が出るようになって楽しく充実していた。
- 世界選手権が終わって、水の中だけでなくこれからは陸に上がって勉強し、表現の幅を広げるつもりで休養した。
- 長野オリンピックの招致活動を通し、様々な人がオリンピックに携わっていることを実感し、凄さを感じた。
- 長野オリンピックが終わり、次のバルセロナオリンピックが頭の中に浮かび復帰しようと決意した。
- 休養中もトレーニングを行っていて体力はむしろ上がっていたが、水中の感覚が失われていた。
- デュエットでの苦労。
- バルセロナオリンピックの後、シンクロ選手として離れる。
- 離れることは残念でつらかったけれど、スポーツやオリンピックの厳しさ、周りの温かい声援を感じ取れ、通過点と思えるようになってきた。
3)コメンテーターとして、指導者として
(再生時間 約18分間)
- 選手と接するときに相手に心から興味がある。
- 自分と同じ体験を相手がしているときがある。
- ぎりぎりのところで戦っている選手の中には余裕がないときがあるのでフォローするようにしている。
- スポーツを好きになるには。
- 大人になったときに振り返って一生懸命だったと思える時間が大切。
- 指導するときに、その子のいいところを出す。
- いい時は褒めてあげる―子どもが自分の「存在価値」に気づけるような言葉かけが大事。
- 褒め時を見逃さないためにアンテナを常に張っている。
- スポーツは目標をもって心身を磨くツール。
- イルカと泳ぐ体験―本当に「無」になる感覚だった。
4)スポーツを楽しむ
(再生時間 約16分間)
- スポーツを通して人と出会うと自然と仲良くなれる。
- スポーツは本当に国境を越えて人をつなぐ。
- スポーツは、心と心の直接の出会いを生む。
- 子どものときに体を動かすのを覚えてスポーツの楽しみを覚えてもらう。
- スポーツを通して得るチャレンジをする精神。
- スポーツで心と体を磨いたからこそ感じる感覚が大事。
- スランプの時に先輩が「Things happen for a reason.」という言葉を教えてくれた。
- ネガティブな事も最終的にボジティブに変える。
- スポーツを支えるために積極的に何か大会があったら足を運ぶようにしてもらいたい。
- 普段からスポーツに注目して、長い期間続けて見て欲しい。
- ロンドンの年に。オリンピックを「見る」楽しみのために。
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