学習社会の実現とネットワーク構造
グレートブックスフォーラム 理論編
学習社会の実現とネットワーク構造
-ネットワーク社会における対話型古典学習プログラムの応用-
はじめに― 本論文について ―
(再生時間 26分17秒)
1.ネットワーク社会化の進展によって強調されるようになってきたこと
- 個人の人生に影響を与えるものの逆転
- 帰属する場所・集団へのコストのかけ方の変化
- 弱い絆の働きが実感される社会
- 経験の意味や構造の変化
- 教師と学生の関係の変化
- 知識の本来の特性であるオープン性
2.知識との関係構築の仕方が変化したこと
- 知識を求めて出かけてゆく
- 知識が自分の下にやってくる
- インターネットをうまく運用するという課題
- 発見、出会い、対話をつくりだすために
- 知識の意味について“私”の問題として問い直すこと
- 支援構造としての学習社会
2.論文 学習社会の実現とネットワーク構造
-ネットワーク社会における対話型古典学習プログラムの応用-
学習社会の実現とネットワーク構造
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Keywords:
学習社会、生涯学習、インターネット、
ネットワーク、情報技術、社会システム、
社会モデル、学習支援システム、
相互教授、メンター
はじめに
- インターネットの発達と社会構造の変化
- 学習社会の構想とネットワーク構造の相関
- ネットワークにおける集中形成と対話型古典学習の
- 相関
第1章 ネットワークのモデルと学習社会の構造
1-1.モデルの変化という捉え方
- モデルの存続と革新
1-2.情報技術のモデルと社会構造モデル
- 分散協調型のモデル
- 自律・協調技術・ネットワークインフラ:
- 集中をしのぐ分散を可能にする条件
- コミュニティと相互教授
- 教育機関の課題からネットワークシステムの課題へ
1-3.学習社会の実現モデルの構築に向けて
- 専門と分散、綜合と集中
- 学校教育から社会構造へ
- 学習社会の構想と実践手段
- 学習主体を中心に置く、綜合学習型のデザイン
第2章 ネットワーク型の学習構造モデル
2-1.『源氏物語』を題材としたモデル開発
- 『源氏』を綜合的な視点において捉える
- 概念の層と現実の層
- 作品を通して現実を見る
- 作品と現実の関係付けの基盤を知る
2-2.概念層の位置づけ
- 「もののあはれ」の概念
- 「いろごのみ」の概念
2-3.教育システムの動的構造
- 概念と表現の関係構造
- システムの実際と教師の役割
- 教育プログラムとしての相互連関
2-4.学習の構造と社会生活の構造
まとめ
- ネットワーク技術の特質
- 学習社会モデルとシステム化
- 協調技術と古典世界
3.関連情報
実践女子大学公開市民講座
実践「源氏ワールド」の展開 第1回
『源氏物語』サイバーの世界へ ―『源氏物語』研究・教育の将来構想―
レジュメ: PDFダウンロードはこちら (PDF形式/24KB)
コンテンツ名 | 森永エンゼルカレッジ 研究紀要 学習社会の実現とネットワーク構造 |
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収録日 | 2005年8月3日 |
講師 | 犬塚潤一郎 |
簡易プロフィール | 講師:犬塚潤一郎(実践女子大学生活文化学科助教授) 筑波大学比較文化学類卒業後、国際基督教大学大学院に学び、その後多摩大学大学院にて 経営情報学博士号を取得。(専門:比較文化学、 哲学思想、情報文化学) 国際基督教大学大学院在学中よりOS・開発ツールの日本語化と開発に関するベンチャー企業を立ち上げ、マイクロソフト等のソフト開発や東芝、アスキー、ソフトバンク等の技術者教育に携わる。 その間、ソフトウェア開発分野やマルチメディアに関する著書・訳書を多数出版。特に、パーソナルコンピュータの普及期以来、情報処理システム・ネットワーク設計についての著書、翻訳書と共に、マイクロソフト等の日本語化製品開発に深く関わり、多くの技術解説書を記した。 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
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