教育の原点としての農業
子どもたちのために、専門教育としてではなく、
人間教育として、はやくから農業を学ぶ機会があってほしいと 思います。
自らを「農業高校の応援団長」と呼ぶ、中村桂子 JT生命誌研究館館長。「人間はいきものであり、人間は自然の一部である。農業を通じた教育ではそのことを実体験として学ぶことができる」。
本コンテンツでは全国高等学校農場協会の全国大会で開催された、中村桂子 JT生命誌研究館館長の講演の模様を配信します。
講演
- わたしが農業高校が好きな理由
- 「先進国」とは何か/先進国は食糧自給率が高い
- 生命誌からみた「人間はいきもの/人間は自然の一部」
- 自然の一部でありつつ人間らしく生きるノウハウは農業で学ぶ
- コウノトリのために魚道をつくった新田小学校(兵庫県豊岡市)
- 農業科がある喜多方市の小学校
- <生きる力>=すてきな笑顔、自ら考えて行動する
- 日本人として誇りに思う<日本から学ぶ10のこと>
- 機械とは違う、生きものの価値観
- 明治時代からつづく「理科」の目標の素晴らしさ
- 生命誌からみた「虫愛づる姫君」
- 「本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」『堤中納言物語』
- 農業教育が自然を愛ずる心を育てる
コンテンツ名 | 教育の原点としての農業 |
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収録日 | 2013年6月7日 |
講師 | 中村桂子 |
簡易プロフィール | 講師:中村桂子(JT生命誌研究館館長) 日本を代表する生命誌研究者。1964年東京大学大学院生物化学修了後、国立予防衛生研究所研究員、三菱化成生命科学研究所部長等を経て、1989年早稲田大学人間科学部教授。その後、1993年にJT生命誌研究館副館長となり、2002年より現職。この間、東京大学先端科学技術研究センター客員教授、大阪大学連携大学院教授等を兼任。 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
主催:全国高等学校農場協会、公益財団法人全国学校農場協会 |
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