グレート・ブックス・ライブラリ・カフェ:『神学大全』と人生哲学
毎年、図書館総合展にあわせて開催する特別フォーラム。今回(2013年)のテーマは、中世の大著、トマス・アクィナスの『神学大全』と人生哲学です。
13世紀にラテン語で書かれ、邦訳版では全45巻にもわたる『神学大全』。現代では読まれる機会も少ないと思われますが、心血を注ぎ真理を求めた先人の取組は、何もかもが移ろいゆく社会に生きる私たちにこそ必要な機会を与えてくれます。
英国ヴィクトリア朝における心の豊かさへの回帰などを通じて、今日の社会を生きるものとして人生哲学の問題に還ることの意味について語りあいます。
1.Great Books Seminar の紹介と『神学大全』
講師:犬塚潤一郎 実践女子大学教授
2.グレートブックスの現代的意義
講師:渡部昇一 上智大学名誉教授
3.中世のテキストを今日に読むこと
講師:荒井洋一 東京学芸大学教授
4.こどものための Great Books library cafe
講師:松田義幸 尚美学園大学学長/森永エンゼル財団理事
5.ダイアローグ: 名著を読み語り合うこと
講師:渡部昇一/荒井洋一/松田義幸
司会:犬塚潤一郎
さまざまな分野に精通し、経験、知識豊富な講師の方々をご紹介します。