本文へ

ホーム > 子どもと学び > 自然 > 自然がどんどん見えてくる (3)-春の海岸植物

自然がどんどん見えてくる (3)-春の海岸植物

自然がどんどん見えてくる (3)-春の海岸植物

春の海岸植物

照りつける日差しが初夏を思わせる5月、植物学者の近田文弘先生にご案内をいただき、伊豆半島・下田市にある小さな岬・爪木崎で海岸植物の観察会を行ないました。前回2月に訪れた冬の観察会から3ヶ月が経ち、植物のすがたはどう変化しているでしょうか。
今回の植物観察会では、地元・下田市の中学生たちに参加していただきました。

観察のポイント

1)大きい自然から小さい自然へ目線を移して観察します。
2)動けない植物がどうやって生きるのかなど考えながら観察します。
3)時々スケッチして観察と記録をします。
4)季節によって同じ植物がどう変化したか観察します。
5)観察していままで知らなかった植物のことに感動できたら成功です。

1.自然観察をはじめよう!


(再生時間 5分)

icon_part1

ポイント:大から小へ目を移しながら見る
ポイント:はじめは遠くの大きな自然を見る

植物観察にとても役立つ「植生図」の見かたを学びます。
植生図を見ることによって、その地域の様子をよく理解できます。

・植生図に記されているいろいろな印の意味は?
・多様な植物を育む、「爪木崎」のユニークな地形
・遠景で自然の特徴を大きく理解する

2.次に中景~近景~個体を見る


(再生時間 2分)

icon_part2

ポイント:植物をだんだん詳しく見る

植物に近づいてこまかい観察をしよう。
また、植物観察に欠かせない道具・ルーペの正しい使い方を学びましょう。

・ 森の性格は中景で見るとわかりやすい

3.近づいて観察

前半

(再生時間 7分)

後半

(再生時間 5分)

前半

前半

ポイント:海辺の植物をルーペで観察し、スケッチしよう

海岸植物の葉や花を間近で観察しましょう。
スケッチをしたり、個体の特徴を野帳(ノート)に記入します。野帳に詳しく記録することは、研究資料をつくる大事な作業です。

[近づいて観察 前半]
・ ルーペの正しい使い方
・海岸植物の特徴
・野帳への記入の仕方
・「カイガンマサキ」の葉には毛が生えているか?

後半

後半

[近づいて観察 後半]

・季節によってすがたを変える「ハマゴウ」
・ユニークな「トベラ」の葉っぱ

4.森の観察


(再生時間 5分)

icon_part4

ポイント1:森の中へ入って樹木の本数を数える
ポイント2:ロープを使って測量

ロープで森の一部を囲み、生えている樹木の数を数えます。
森の一部を正方形に区切って樹木を測定する「コドラート法」の手法を活用することで、地域全体の樹木の数が推計できます。二酸化炭素の削減に森全体がどのくらい貢献しているのかなど、こうした調査によっていろいろなことを知ることができます。

・ロープで森を一辺10メートルの正方形に切り取るコドラート法
・ロープを直角にはるにはどうするか?
・地上1.2mの高さで木の太さを測る

5.【番外編】春の台風が風景を変える


(再生時間 10分)

prtp0592

今回の植物観察の番外編。
今年(2008年)、春先の台風(台風第1号)に見舞われた爪木崎。新芽の季節の台風が、植物にどんな影響を与えたのか、近田先生とともに調べます。

・植物が受けたひどい被害
・新芽を襲った春先の台風
・植物の被害状況を見ると台風の風向きが分かる
・台風の塩分によって風景が一変

コンテンツ名 森永エンゼルカレッジ子育て支援研究フォーラム 「自然がどんどん見えてくる 近田先生と行く植物観察会」
収録日 2008年5月18日
講師 近田文弘

制作・著作: 財団法人エンゼル財団

このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

講師:近田文弘

(国立科学博物館名誉研究員)

1941年新潟県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。理学博士。国立科学博物館植物研究部室長など歴任。専門は植物分類学で種子植物の系統分類、植物相の研究が主。その他、博物学、樹木学、植生学、民族植物学、景観学、環境科学、地球環境論、自然保護、自然観察など幅広く関心を寄せる。山野の押し葉標本を収集。自らの足で歩いて、自然を「観る」ことを推奨する。

詳しくはこちら

肩書などはコンテンツ収録時のものです

ページのトップへ戻る

ページのトップへ戻る