第12回 『尺には尺を』
「『ヴェニスの商人』に引き続いて今回は『尺には尺を』を取り上げます。『尺には尺を』はあまり知られていない劇作品ですが、ヒロインが慈悲の価値を訴え、中心的な役割を演じている点で2つの劇作品には共通点があります」(ミルワード神父)
お話:
ピーター・ミルワード イエズス会司祭・上智大学名誉教授
門野泉 清泉女子大学名誉教授・前学長
目次
第12回
講演
1.前回の講演を振り返る
2.憐みの年(Year of Mercy)にふさわしい2つの劇作品
3.『尺には尺を』(1)
4.『尺には尺を』(2)
5.対談&質疑応答
- シェイクスピアは法律や弁護士、訴訟等に関する深い知識があったのでしょうか?
- 公爵は王権神授説を唱えたジェイムズ一世に例えることができますか?
- シェイクスピアは、劇団のパトロンになったジェイムズ一世を意識していますか?
6.復習と解説
第12回『尺には尺を』復習と解説(PDF形式ファイル)
作成:門野泉 清泉女子大学名誉教授
コンテンツ名 | ミルワード神父のシェイクスピア物語 |
---|---|
収録日 | 2016年5月28日 |
講師 | ピーター・ミルワード、門野泉 |
簡易プロフィール | 講師:ピーター・ミルワード(イエズス会司祭・上智大学名誉教授) 講師:門野 泉(清泉女子大学名誉教授・前学長) 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
会場:上智大学S.Jハウス |
連載
- プレ「ミルワード神父によるシェイクスピア物語Ⅱ」公開講座にむけて
- 第1回 シェイクスピアとの出会い
- 第2回 ミルワード神父 日本の地を踏む
- 第3回 シェイクスピアとカトリシズム
- 第4回 膨大な論文と書籍で伝えたかったこと
- 第5回 『ハムレット』のメタ・ドラマ
- 第6回 『オセロー』のメタ・ドラマ
- 第7回 『マクベス』のメタ・ドラマ
- 第8回 『リア王』のメタ・ドラマ
- 第9回 The Pattern in Shakespeare’s Carpet
- 第10回 シェイクスピアは隠れカトリックだった
- シェイクスピア没後400年記念特別講演
- 第11回 『ヴェニスの商人』
- 第12回 『尺には尺を』
- 第13回 『終わりよければすべてよし』
- 第14回 『アントニーとクレオパトラ』
- 第15回 『ペリクリーズ』
- 第16回 『シンベリン』
- 第17回 『冬物語』
- 第18回 『テンペスト』
- 第19回 『ヘンリー八世』
さまざまな分野に精通し、経験、知識豊富な講師の方々をご紹介します。