第16回 『シンベリン』
「前回の『ペリクリーズ』に引き続き、悲喜劇(tragi-comedy)のジャンルの劇、『シンベリン』を取り上げます。本作品は『リア王』と同じくブリテン王国の物語で、二つの作品には共通点があります。シェイクスピアが『リア王』で実際に描いたのは、エリザベス朝のイングランドでした。『シンベリン』では、ヘンリー八世の時代を意識していると思われます。」(ミルワード神父)
お話:
ピーター・ミルワード イエズス会司祭・上智大学名誉教授
門野泉 清泉女子大学名誉教授・前学長
目次
講演
対談・質疑応答
第16回
講演
1.前回の講演を振り返る
2.ヘンリー8世の時代と『シンベリン』
3.『シンベリン』(1)
4.『シンベリン』(2)
5.『シンベリン』(3)
講演
6.対談&質疑応答
- テューダー家とウェールズの関係について
- 王妃がBritainの独立を強く主張することについて
7.『シンベリン』引用個所朗読
8.復習と解説
第16回『シンベリン』復習と解説(PDF形式ファイル)
作成:門野泉 清泉女子大学名誉教授
コンテンツ名 | ミルワード神父のシェイクスピア物語 |
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収録日 | 2016年10月15日 |
講師 | ピーター・ミルワード、門野泉 |
簡易プロフィール | 講師:ピーター・ミルワード(イエズス会司祭・上智大学名誉教授) 講師:門野 泉(清泉女子大学名誉教授・前学長) 肩書などはコンテンツ収録時のものです |
会場:上智大学S.Jハウス |
連載
- プレ「ミルワード神父によるシェイクスピア物語Ⅱ」公開講座にむけて
- 第1回 シェイクスピアとの出会い
- 第2回 ミルワード神父 日本の地を踏む
- 第3回 シェイクスピアとカトリシズム
- 第4回 膨大な論文と書籍で伝えたかったこと
- 第5回 『ハムレット』のメタ・ドラマ
- 第6回 『オセロー』のメタ・ドラマ
- 第7回 『マクベス』のメタ・ドラマ
- 第8回 『リア王』のメタ・ドラマ
- 第9回 The Pattern in Shakespeare’s Carpet
- 第10回 シェイクスピアは隠れカトリックだった
- シェイクスピア没後400年記念特別講演
- 第11回 『ヴェニスの商人』
- 第12回 『尺には尺を』
- 第13回 『終わりよければすべてよし』
- 第14回 『アントニーとクレオパトラ』
- 第15回 『ペリクリーズ』
- 第16回 『シンベリン』
- 第17回 『冬物語』
- 第18回 『テンペスト』
- 第19回 『ヘンリー八世』
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